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睡眠改革

2019/09/06

9月3日は「ぐっすり」という語呂合わせで「睡眠の日」なんだそうです。
ということで、今回は「睡眠」についてのお話です。

睡眠負債

睡眠負債」という言葉はよく耳にし、NHKスペシャルでも取り上げられましたので、知っている方も多いことでしょう。
わずかな睡眠不足でも積み重なれば、その影響がまるで借金のように貯まり、命に係わる病気のリスクを高めてしまうという恐ろしい話です。

自分が睡眠負債かどうかは

睡眠負債リスクチェック(NHK)
http://www.nhk.or.jp/special/sleep/

で確認できます。

リスクがあると判断されてしまった方は、今からでも生活を改善して、健康のため負債を返していきましょう。

睡眠負債

日本人は睡眠時間が短い

世界の平均睡眠時間
2014年OECD(経済協力開発機構)国際比較調査より

日本の平均睡眠時間は7時間43分
最も長い南アフリカの9時間22分と比べて、1時間30分以上も短く、世界主要国29カ国の中でも韓国に次いで2番目に短いという状態です。
睡眠不足による経済損失は年間15兆円ともいわれています。

日本は世界的に見て、「睡眠不足の国」となっています。
その原因として、パソコン・スマートフォンの普及や店舗の24時間営業などによる夜型生活への変化が考えられます。

さらに日本人の睡眠の重要性に対する認識不足です。睡眠に関する教育が、他の国に比べてできていないことが原因ともいわれています。

お昼寝タイム

近年になってやっと、睡眠に対して正しく向き合う傾向になってきました。
学校や会社でのお昼寝タイム導入もそのひとつです。

お昼寝は10~15分程度がベストだといわれており、決められた時間に一斉にとるというパターンが多いようです。

なぜ一斉かというのは、社員がまちまちにとっていると お昼寝=さぼっている ととられかねないからですね。

日中のたった15分ですが、これが集中力アップにつながるようで、成績アップ、作業効率アップの効果を上げます。

昼寝

睡眠改革

「睡眠」をテーマにしたサービスも増えてきました。
お昼寝をするためのスペースを提供する「お昼寝デリバリー」や、働くひとの眠り方改革「Biz×Sleep」プロジェクトも始まりました。
お昼寝デリバリー

働き方改革で余暇が増えても、夜更かしなどで睡眠時間が足りなければ、意味がありません。睡眠不足で、生産性、情報処理能力、注意力、判断力などを低下します。

働く人が健康で長く働き続けることができ、効率よく仕事を進めるためには、
企業が働き方改革と睡眠改善をセットにして積極的に取り組むことが必要です。

テレワークで働く人の睡眠

テレワークで働いている人の中には、定時を決められていないケースがあります。
自分の都合の良い時間帯に働き、眠くなれば休む、という・・・
一見理想的な形態のように見えますが、リズムのない不規則な生活の場合、身体がだるくなったり、気分的に落ち込みやすくなったりという弊害が生じることがあります。
勤務時間が自由であっても、仕事の始業時間と終業時間を毎日同じにする方が健康面でおすすめです。脳が仕事と遊びの時間を区別できるようになり、心身の不調が出にくくなります。

テレワークで働く人は、睡眠の自己管理も大切。眠りの3要素である「リズム」「質」「量」を大切にし、体内リズムを整えることを心がけましょう。

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