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夢中人

2019/11/09

10月末に開催された「四国活性化プロジェクト2019」の後半、
「人生100年を輝き続けるために」という課題でトークセッションが行われました。

四国活性化プロジェクト2019

四国4県から1名ずつ、タイトル通りの輝ける人生を送られている著名人が招かれました。
かといって、私は知らなかった人たちばかりです。

香川県から NPO四国夢中人代表・尾崎美恵さん
高知県から 高知工科大名誉教授で卓球ダブルス元世界王者・浜田美穂さん
愛媛縁から 今治市のタオル製造販売会社「丹後」取締役・丹後佳代さん
徳島県から 農家民宿経営、ファイヤーパフォーマー・広川あゆみさん

今回の会は、前半に行われた杉田かおるさんの講演を目的に参加したのですが、
このトークセッションの方が、私にとって刺激的な内容でした。

杉田かおるさんの講演については
杉田かおるさんの講演とCOPD」に書いていますので、宜しかったらご覧ください。

広川あゆみさんの話

四国代表の4名の方の話はいずれも興味深かったのですが、
中でも徳島県の広川あゆみさんの話は、
聴いている人を強く引き込む興味深い内容が詰まっていました。

それはほぼ自給自足という暮らしです。
田舎ではたまにある話かもしれませんが、レベルがちがいます。

自給自足

野菜を畑で育て、肉は狩猟で捕った猪などの肉を食べ、味噌などの加工品も自作します。
食べ物だけでなく、生活用品もできるだけ自分で作り、五右衛門風呂まで作っていました。

おなかの子どもを入れて4人のお子さんがいらっしゃるのですが、
二人目のお子さんから産婦人科に一度もかからない「プライベート出産」をしています。
へその緒は、兄弟である子どもが竹で作ったナイフで切ったそうです。
大昔は病院などなかったのだから、問題ないといえばそうなのでしょう。

子育てもユニークで、子供が自分で学ぶ力自然が育てる力を大いに利用して、
子どもに構いすぎない子育てをしています。

子どもが「自分で学ぶ力」を幼いころから持ってくれたら、
どんなに子育てが「楽」だろうか

私は自分の子どもに、生活の中で自ら学ぶ機会を持たせず、
せっかちにもすぐに手を出し、
結局、いつまでも構わないといけない子どもに育ててしまったので、
いつもそう感じています。

常識にとらわれない、
気負わない、
自分が楽しむことを優先する

広川さんは、そんな生き方を実践している人です。

尾崎美恵さんの話

もうひとり、香川県の尾崎美恵さんの話も刺激的でした。

尾崎さんは現在NPO四国夢中人の代表をしていますが、
40歳代まで専業主婦をしていました。

お父さんが亡くなられた時「お前の人生、このままでいいのか
と問われたような気がして、
はっと我に返ったように、ギアが入ったそうです。

その年ごろになると、子育ても落ち着き、自分のために時間がとれるようになります。
尾崎さんは独学していた好きなフランス語をもっと勉強するため、大学院に進みます。
介護と両立しながら論文を書き上げ、それが認められてさらに留学を進められます。

そういったチャンスを次々と掴みながら、持ち前の行動力・交渉力で、
欧州四国文化の紹介、情報発信に奔走されました。

ご本人は広い社会へと動き出したころから「ギアが入りっぱなし、今が一番幸せ」とおっしゃいます。

営利目的で動いていない人には敵いません。
尾崎さんの好奇心と情熱が、突き動かし続けているのだろうと思います。

私もそんな対象が見つかればいいな、そしたら新たな幸福感を得られるのだろうなと思います。

「夢中」には敵わない

尾崎さんの話を伺っていると、「損得関係ない人には敵わない」のほかに
夢中には敵わない」と感じます。

あるテレビ番組で、事業の成功者が

ものづくりでは、
努力では100%の力しか発揮できないが、
夢中になると120%の力が発揮できる

とコメントしました。

さらに、別の方が言っていた言葉・・・

プロフェッショナルとは24時間ずっとそのことを考え続けることができる人

つまり夢中になっている人のことを指しています。

仕事を含めて自分が取り組もうとしていることに、どれだけ夢中になれるかが
成功のカギがあることは言うまでもありません。

尾崎さんがご自分の団体名を「四国夢中人」と名付けているのも、
ご自分が無我夢中で、ギア全開で活動し続けていることを示すネーミングであるとわかりました。

人生100年を輝き続けるために

トークセッション

トークセッションのお題は「人生100年を輝き続けるために」です。
そのために自分がどう生きていくのが幸せなのかを、立ち止まって考える必要があるのかもしれません。

流れるままに過ごしていると、数年も数十年もあっという間。
加えてフットワークを軽くしておかないと、
新しい環境に足を踏み入れる勇気さえなくなっています。

私もテレワークに環境を変えたことで、新しい発見もあり生活も変わりました。
あの時、自分から「在宅で働かせてください」と言わなければ、
今も悶々とした生活を送っていたかもしれません。

いろいろとチャレンジし生活を変えていくことが、人生に彩を添える方法の一つであると感じます。

私がテレワーカーになった経緯 >>

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