宮本亜門さんの講演、EPOさんのライブ
2019/05/21
昨日、女性クラブの今年度2回目のイベントがありました。
ひと月に2回も続いているのは初めてです。
著名な方ばかりなので、調整が難しかったのでしょうか。
宮本亜門さんの講演と、「う・ふ・ふ・ふ」の歌で知られる歌手のEPOさんのミニライブでした。
特に宮本亜門さんは、先日がんを公表し話題となっている中での講演で、
がんの手術前の最後のお仕事だそうです。
おふたりは偶然にもお親しいらしく、イベントの最後にはハグをしていました。
テーマも打ち合わせたかのように、重なっているものでした。
宮本亜門さんの演題は「違うから面白い、違わないから素晴らしい。」です。
亜門さんはご自分の生い立ちから、今までの人生を語られました。
子どものころは、日舞や演劇、仏像など、周りの子どもと違うことに興味をもち、
奇異な目で見られることが嫌で、興味や志向を隠して過ごしていたそうです。
周囲から理解されない生きにくさから、引きこもりになり、
さらに父親にも理解されず、日本刀が飛び出す修羅場も経験されています。
唯一の理解者、同じ才能を持つ母親の理解と、
精神科の先生との出会いによって、元々持っている個性が花開きます。
世の中には「変わった人」と言われる人はたくさんいます。
それを個性として認めてくれる環境を手に入れるかどうかで、
その人の未来が180度変わっていくのだと、亜門さん自身が人生を通して証明しています。
亜門さんの講演の様子を見て、茂木健一郎先生の講演スタイルを思い出しました。
全身を常に動かして伝えようとします。
天才だという人の共通点だなと思いました。
一方、EPOさんは、「ありのままの自分でいいんだ」というテーマの曲を披露されました。
亜門さんの講演前のライブでしたが、
講演の内容を導き、サポートするかのような選曲でした。
また、「空気を浄化します」といって音叉を鳴らしたときは、
神秘的な空気に包まれました。
スピチュアルな志向があることを披露してくれたのも、
ありのままの自分を隠さず見せたいという思いのひとつかもしれません。
ほとんどの人は、社会の中で、一般常識に忖度して、
ストレスに耐えることを当たり前に思って過ごしてきましたが、
「がまんしない」「周りに配慮しすぎない」「もっと正直に楽に生きる」
といった考えの人が増え社会のしくみを少しずつ変化させていっています。
働き方改革、テレワークという働き方も、そういった多くの人の考えに突き動かされて
生まれたものだと思います。