テレワーカー・デイズ

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災害時の出勤

2019/09/20

今回関東地方を直撃した台風15号で
被害にあわれました皆様にお見舞い申し上げるとともに、
犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、お悔やみを申し上げます。

災害に弱い首都圏

昨日は、首都圏を襲った台風15号の影響で、鉄道の計画運休が行われました。
そのため、出勤時には大変な混雑になりました。
「台風の時くらい会社を休みにすべきだ」というような声も噴出しています。

この天気の悪い中、お疲れ様、と言いたいです。
私の会社の東京の事務所で働く社員も、午後からの出社となりました。

台風

災害時の会社側の対応

会社によっては、メールや掲示板等で、リモートワークに切り替える指示を出しているケースもあったようです。
それはやはりIT系の会社です。

さらに、自己判断にまかせるという指示をした会社もあったようです。

職業によってちがう災害時の出勤必然性

でも働く人の中には、どうしても出社しなければ・・・という立場の人も多くいます。
医療関係とか、介護・学校・幼稚園とか、接客業とか。
特に医療関係の人は、自分が行かなければ、人の命に係わるという場合もあるので、出勤することに強い使命感を持っていることでしょう。
こう考えると、電車出勤という行動ひとつとっても、緊急性が違うことが分かります。

災害時の出勤についての提言

こんな非常事態になったとき、その緊急性のランクを通勤定期などにインプットしておき、電車を利用できる人を制限したらどうかと思ったりします。

テレワークでなんとかなる職種には、災害時などに限ってもよいので、勤務形態の切り替えがすぐにできる準備をしておくということをやっていってほしいです。

昨日の通勤時間が8時間という人も出たようで、
とある大学の先生は

その時間は何も生み出さない、ただの無駄な時間。全体的には経済損失である。

と言っていました。

無理に出勤させても、企業にとってさほど得にはならないのです。
もし、大変な中でも一生懸命出社することに美学を感じているのでしたら、
異常気象が頻発している現代において、時代錯誤ですし、そんな悠長な状態でないと申し上げたいです。

「他の人が出勤しているのに、自分が休むわけにいかない」
とインタビューに答える女性もいて、そういう感心な心持の人は、きっと職場の中でもいい影響を与える存在のはずです。

そういう人材を大切にするにも、会社側が動かなければならないでしょう。

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