テレワーカー・デイズ

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ライフ 経営者様へ

白井貴子さんのライブ

2019/05/09

GW10連休明けの今日、久々の出勤に、だるさを感じてらっしゃる方もいれば、
そろそろ仕事がしたくなっていた・・という方もいらっしゃることでしょう。

日本人は長期の休みを取ることに慣れていないので、
その過ごし方を充実したものにするには、まだこれからなのかもしれません。
だからこそ今後もこの長期休みというイベントが継続され、
日本の常識になることを期待します。

さて、10連休の最終日、私は地元新聞社主催の
女性クラブのイベントに参加してきました。

年4回、著名人を招いて、ミニライブと講演会(トークショー)が開かれています。
私はスタート時から入会しており、今年で5年目になります。

この女性クラブのコンセプトは
「各界で活躍する有名人を招いた講演会などを通じ、文化的教養の向上に寄与すること」
らしいのですが、参加者の大半が高齢者のせいか、
濃い内容というより、おもしろくわかりやすい内容に重点を置いたものになっています。

それに物足りなさを感じてはいますが、3年目からプラスされた名曲ライブが良くて、
それと、めったに会えない著名人に会えるミーハーな気持ちで、継続しています。

いつも、友人とランチをしたあと、このイベントに参加するのが、
私の年中行事になっています。

昨日の、2019年度の第1回目は、福澤朗さんと、白井貴子さんでした。

女性クラブパンフレット

結果からいうと、今までで一番というくらいよかったです。

お二人のトークのうまさ、難易度や充実度が、ちょうどよかったと思いました。

まず、白井貴子さんのライブから始まりました。
来年還暦とは思えないはつらつさで、変わらないエネルギッシュな歌声でした。

歌の合間のトークで、最近、ALSを患った一回り年上のおばの介護と看取りをした話をしてくれました。
介護の途中、仕事を辞めた方がいいのでは・・・と考えるほどの状態だったことも。
ご本人は追い詰められた、とはおっしゃっていませんが、大変だったことがうかがえました。
ライブが終わると、病院へ直行、という日々が続いていたようです。

介護
介護には、瞬発力・持久力も必要。
介護と思わず、ライブのための体力づくり、と思って取り組んだそうです。
気持ち次第で、大変さも変わってきますね。

介護離職」ということが社会問題になっていますが、
芸能界でも同じ状態があるのだな、としみじみ感じました。

社会全体が人手不足で、介護の人手も足りなくて、
それで介護離職すれば、さらに人手不足が進行します。
悪循環すぎます。

社会が、介護休業を受け止めなければ、今のところ解決の道はないように思います。

芸能人のように、自分の都合で仕事を調整しにくい職種は別にしても、
多くの業種で、なんとかなるような気がするのです。

介護休業の制度を設ける、一時的にでもテレワークを認めるなとで、
介護離職を防ぎ、人材の流出を少なくできると思うのです。

 

それから、もう1つのエピソードとして、手作業の大切さを話してくれました。

洋裁

白井貴子さんのステージ衣装は、ずっと母親が作ってくれたものだそうです。
その展示会を京都佛立ミュージアムでやっています。
http://www.hbsmuseum.jp/exhibition/index.php

世の中があまりにも自動化しすぎて、手作りの良さ、大切さに気付き始めています。

今日のニュースで、スマホを持って近づくと玄関カギが自動で開く、という商品を紹介していましたが、
玄関カギくらい、自分で開けようよ、と突っ込みたくなりました。

IoTは便利ですが、人間としての技能の衰えにつながらない程度に留めておかないと、
健康な体なのに、介護されている状態になってしまいます。

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