テレワーカー・デイズ

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福澤朗さんの講演

GWの10連休最終日に、
地元新聞社主催の女性クラブの第1回のイベントである、
福澤朗さんの講演と白井貴子さんのミニライブに参加してきました。

白井貴子さんのライブについては
こちらに書きましたので、また読んでいただけるとうれしいです。
白井貴子さんのライブ >>

福澤朗さんといえば、元日本テレビのアナウンサー、
バンキシャ」や「なんでも鑑定団」など多くの番組でご活躍です。

その日の講演では
「心をのせたコミュニケーションが人生を豊かにする」
という演題で行われました。

講演会

講演はセミナー形式で、板書をしながら授業のように進められました。

冒頭は問題提起と結論から始まりました。

日本人がうまく人前で話せないのは、そういうスピーチの授業がないからだ。
人に伝わる話し方というのは、素質ではなく、テクニックだ。

まったく同感です。

採用情報の「求める人材」に、決まり切ったようにある「コミュニケーションのできる人」

世の中そんなに、コミュニケーションの長けている人ばかりじゃありません、
と言いたくなります。

こんなにITが浸透してきている現代において、直接話す機会が減りつつあるのに
ますます「コミュニケーションに秀でている人」は少なくなっているんじゃないでしょうか。

でも! コミュニケーション能力はテクニックだというのですから、
「私はしゃべりはちょっと・・・」と思い込んでいる人も
努力次第で何とかなるものだと思います。

企業の皆さんへ、そういう教育プログラムを積極的に取り入れてほしいです。

さて、講義内容で、私の印象に残った部分だけ紹介したいと思います。

話し方が暗く聞こえる原因は「う」と「お」の発声

母音のあ・い・う・え・おの口の形を確認すると、
「う」と「お」が唇をすぼめたものであることがわかります。

う・おの発声

話し方が暗く聞こえる人は、この発声時に、声が十分外に出ず、
口内にこもってしまっている状態だそうです。

「う」と「お」の発声時に、遠くへ声を飛ばすイメージで声を出すと
改善されます。

訓練方法として、アシカのように「おうおうおう」と繰り返し発声してみる方法を
紹介してくれました。

相手に伝えたいワードを強調する

これは英語でも同じですが、
質問された内容に対して、ポイントとなる単語を強調して発音するということです。

チラシであれば、一番伝えたいワードを 文字の大きさ・色・形を変えて表現するところです。

トークの場合の強調は、
声を大きくする、声を高くする、発音のスピードを遅くする
です。

セールストークにも応用できそうですね。

表情筋を鍛えて、表情豊かに話す

顔の表情は筋肉が凝り固まっていると作りにくくなりますから、
筋肉トレーニングをする必要があります。

太陽のように、放射線状に目・口・眉を広げて開放した顔と
梅干しを食べた人のように、全体を顔中心部に縮めた顔を
繰り返す運動で表情筋を鍛えます。

太陽の顔 酸っぱいの顔

人は、ちょっとした表情の変化で、
その人となりを垣間見て安心するところがあります。
能面のように表情のない相手では心が感じられず、聞いている人が不安になるので
大切なポイントですね。

福澤朗さんは、元々劇団員を目指されていたそうで、
発声の基礎もそこから得られたテクニックだそうです。

まだまだ、話し方のテクニックはありそうでしたので、
続きの講演を聞いてみたいと思いました。

 

 

テレワークにおいてのコミュニケーションは、
ICTのツールを使うことになるかと思いますが、
顔をつき合わせないコミュニケーションは
さまざまな誤解を招きやすいという欠点があります。

文章で伝える場合には、一度受け取った側に立って
どう感じる恐れがあるかを確認する作業が大切です。

顔を見て話す

また、すべての打合せをメールだけで済ませるのではなく、
何度かは、電話やSkypeなどで、
実際の声や顔を届けながらコミュニケーションすることが必要です。
それが感情的な誤解やトラブルを最小限にする秘訣だと思います。

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