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徳光和夫さん、浦上克哉さんの講演

2019/10/07

先日、認知症予防シンポジウムで、フリーアナウンサーの徳光和夫さんが講演するというので、行ってきました。
毎年県が開催している認知症予防の啓発イベントで、昨年のゲストは戸田恵子さんでした。
大勢参加してもらうために、対象となる年齢層に人気の著名人を毎年呼んでいるようです。
その効果はテキメンで、2000名収容の会場は満席でした。

今日からできる認知症予防

もうひとりの講演者の浦上克哉さんは、鳥取大学医学部の教授であり、日本認知症予防学会の理事長をしています。
きょうの健康」「たけしの家庭の医学」「主治医が見つかる診療所」など数多くのテレビ番組に出演されている先生です。
そういえばお顔に見覚えがあるという感じでした。

お二人はあるテレビ番組で一緒になり、お互いに興味をもつ間柄となり、浦上先生が徳光さんに「認知症予防大使」を依頼したとのことでした。

徳光さんのようにメディアに強い拡散力が持つ人が大使になってくれれば、啓発活動として大きなメリットがあるでしょう。

浦上克哉先生のお話

先生がお話された認知症に関する基礎知識は省略するとして、
先生が今一番に推している予防方法はアロマセラピーです。
嗅覚に働きかけることが脳の活性化に良い働きをするようです。

用いるのは化学合成された香りではなく、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)です。
柔軟剤やお部屋芳香剤などの香りではダメだということです。
アロマペンダントやアロマディフィーザーを使って嗅覚を継続的に刺激するようにします。

アロマセラピー

懐かしい匂いを嗅ぐと、一気に当時の思い出がよみがえることがあります。
記憶と嗅覚がつながっているんだと感じます。

オフィスで働いている人には、精油を拡散させることは、周囲の迷惑になるので無理ですが、在宅テレワーカーなら、働きながらアロマセラピーを楽しめますね。
在宅テレワーカーの特権ですから、興味のある方はお試しください。

徳光和夫さんのお話

講演の数日前、ジャニー喜多川さんのお別れ会が開かれて、徳光さんも生前交流があったので参加されたそうです。
87歳という高齢だったけれど、その直前まで多くの若い人と接して、常に半歩先を見据えていらして、そのためか認知症などとは無縁の方でした、とジャニー喜多川さんのことを振り返られていました。
さらに、マージャンなどのギャンブルもお好きだったので、緊張感の中で、ときめく生活を送っていることが、認知症予防によかったのではないだろうか、とも。

ほかにも交流のある長嶋茂雄さんや五木ひろしさんのことも話されました。
あまりにも話の中で、大物有名人の名前が次々と登場するので、交流を自慢したいのかな…と感じた瞬間、テーマの認知症と絡めたコメントでまとめるあたりが、さすがだと感じました。

最後に、徳光さん自身が考える認知症予防について話されました。

認知症予防として大切なことは「こなす」のではなく「とりくむ」という姿勢を持ち続けることではないか。

歳をとると、今の自分が無理なくできる範囲に留めがちですが、じっくり根気が必要な努力を続けることが、認知症予防になるというのでしょう。

そういう姿勢で何事にも向かい合っている徳光さんだからこそ、アナウンサーという立場を超えて大きな存在になっているのかもしれません。

テレワーカーでいきいきと過ごすために

テレワーカーで働いていると、同じような仕事しか与えらなくなる傾向があります。
依頼する側は、新しいことにチャレンジさせることの難しさがあるからです。
だからこそ、自分で時間を捻出しながら、自分のできることの幅を広げて、いつかチャンスが訪れた時提示できるように準備しておくことが大事です。

さらにテレワーカーで働いていると、営業職を除いては、新しい人とのつながりを構築する機会が少ないというデメリットもあります。
それを補うために、サークルや習い事、地域の集会などに積極的に参加して、仕事以外にいくつもの社会を持つことが必要です。そうすることで、実社会の情報が入手できたり、新しい人脈をつくるチャンスが生まれます。

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