テレワーカー・デイズ

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山陰ひとり旅

2020/01/15

1月11~13日の3連休、山陰へひとり旅に行ってきました。
まずは家族を誘ったのですが、
「寒い」「ちょっと前に職場旅行で行ったからなあ」
と言われたからなのです。
以前の私ならそれで諦めたかもしれませんが、いい口実ができたと内心喜んでいました。
「じゃあしかたないね、一人で行っていい?」となったわけです。

一人旅をはじめた理由

一人旅を始めたのは、ちょうど1年前。つい最近のことです。
それまでの私は、方向オンチ交通機関が苦手なせいで、ひとりで行動することが得意ではありませんでした。
出かけられるチャンスは、家族や友人の都合や意向に大きく左右されました。

方向オンチ

そんな中、テレワークで働くようになり、外に出かける機会が減り、
外に出たいという気持ちがだんだんと強くなっていきました。

このストレス解消するためには、
私自身が苦手を克服して、単身でも旅行できるくらいにならねば!
と思ったからなのです。

小豆島への日帰り旅行からスタートし、次第にレベルアップさせ、2年目に突入しました。

今回の2泊3日の山陰旅行は、私にとって過去最大のミッションです。

1日目 足立美術館、玉造温泉

岡山~島根の高速バス「ももたろうエクスプレス」(両備バス)で米子に下車し、
JR山陰本線で「安来駅」へ。
そこからシャトルバスに乗って、足立美術館に到着。

足立美術館は、日本画の世界を再現したような日本庭園が有名ですが、
雪も積もっていない冬の庭は、残念ながら特別感を味わうことができませんでした。

足立美術館の中庭

足立美術館の日本庭園

展示品は横山大観北大路魯山人を目玉として、多くの作品があり、見ごたえがありました。

一人旅の良さは、こういう美術鑑賞にもあります。
自分のペースで、じっくりと回れることです。
ツアーですと、限られた時間がありますので、時間配分が必要になって焦ります。
また連れと一緒だと、次に進んでいいタイミングに気を遣いすぎてしまいます。
でも、連れがいると、感想を言い合いながら楽しむ良さがありますね。

初日は、足立美術館だけの予定で、夜までに玉造温泉の宿に着けばよかったので、
ゆったりと過ごしました。

昼食は、ご当地名物のどじょうを使ったまるごと安来丼を食べました。

どしょう丼

どじょう亭のまるごと安来丼

安来どじょう、島田タケノコ、広瀬味噌など、安来の食材を使用したあんかけ風のどんぶり
上に乗っているのはどじょうの唐揚げ串刺し
大根の煮物・どじょうのなます・みそ汁・お新香がついて980円

帰りはまたシャトルバス、JR山陰本線で「玉造温泉駅」へ。

玉造温泉で、おひとり様で泊まれる部屋は多くはないのですが、
なんとか見つけて1泊朝食つきを予約しました。
朝食はリッチめのバイキングで、お風呂も食事もお部屋もお値段の割に大満足でした。

玉造温泉

玉造温泉の夜

2日目 松江城、松江フォーゲルパーク

路線バス(一畑バス)に乗って、「国宝 松江城」に到着。

松江城

松江城

人形ではありません。武将姿のモデルさんが小雨の中出迎えています。
「一緒に写真いいですか? 無料ですか?」と観光客に聞かれ、
「無料じゃ。99枚まで無料じゃ。」とギャグを飛ばしていました。

天気予報どおり、前日の快晴から一転、小雨でした。
こんな時のために用意していた、ワークマンのレインスーツを着ていたので、傘さし不要でした。
普通のスポーツウェアのように見えるデザインも、透湿性の機能もGoodです。
雨がやんでもそのまま着ていられます。

外国人は比較的傘を差しませんね。
日本人は雨に濡れることに過敏すぎるのかもしれません。

時間があったので、「ぐるっと松江 堀川めぐり」に乗り、約50分の遊覧を楽しみました。
水鳥の解説が多かったです。

3連休なのにお客さん少なめだったのは雨のせいでしょうか。
でもなかなか良かったです。

2泊目の宿に向かうため、松江と出雲をつなぐ一畑電車に乗車。
途中「松江フォーゲルパーク」に寄りました。

松江フォーゲルパーク

松江フォーゲルパーク

良い評価どおり、充実した内容で、動植物が好きな方にはオススメ。
特に小さなお子様連れが多かったです。

旅行代節約のため、2泊目はビジネスホテルです。
最近のビジネスホテルは、露天風呂つきの大浴場が用意されていて以前より満足度がアップです。

3日目 日御碕神社、出雲大社

路線バス(一畑バス)に乗って、まずは日御碕神社へ。

途中、車窓から見える日本海の荒波は、1日目に見た足立美術館の大観の海の絵のようでした。
緑の色も白波の形も美しいです。

日御碕神社に到着すると、突風に襲われ、手袋の片方を失くしてしまいました。

日御碕神社

日御碕神社

バス停で、同じ一人旅らしき女性に私から声をかけました。
どこからきたか、どこを回ったかの話を少しして、
バスを下りる間際、その女性が私に名刺を差し出しました。

大きく手を振ってにっこりと笑っていました。
私も振り返し、まるで一時の旧友のようだと温かい気持ちになりました。

私は出雲大社に向かい、2礼4拍手1礼の作法を気にしながらたくさんお参りをしました。

出雲大社

出雲大社

今回の旅行の日程は、無事に終えました。

そういえば、出雲そばを食べていないと思い、
帰りの高速バスの乗り場 出雲市駅を少し離れた場所で、
地元の人が行きそうなお店を探しました。
出雲そばという看板を見つけ、ここだ!と店に入ると、
なんと、昼間はそばをやっていなくて、カフェだというのです。

まあいいかと思って、ランチを注文したところ、これがなんとも美味でした。
ドレッシングまですべて手作りで、手の込んだ料理です。
お店のおかみさんが仁多米の良さを丁寧に説明してくれました。

仁多米ランチ

カフェ kome花

仁多米ランチ 990円
コーヒー&ミニデザート 食後440円

すっかりおなか一杯になったけれど、ランチがこんなにおいしいなら、
デザートはどうだろうか、と思い追加注文しました。
期待通りのクオリティ高めです。

私が観光ガイドを読んでいるのを見て、どこから来て、どこを回ったかなど、いろいろ話しかけてくれました。
これが一人旅の良さの一つですね。

3日目は、人との出会いが満足の日になりました。
縁結びの神様がいらっしゃる出雲の地だからかもしれません。

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