テレワーカー・デイズ

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県外移住者が支える産業

今回の八重山諸島のツアーの現地添乗員さんは、たまたま石垣島出身の人でしたが、
沖縄の観光産業を支えているのは、県外移住者だそうです。

地元の添乗員さん
バスの中で三線を披露中の添乗員さん
学校で三線の授業があるそうです。

島の若者は、ほとんどが高校を卒業すると、島を出ていってしまうそうです。

その代わりに、観光で島を訪れ、島に魅了された人々が、
ここで暮らしたい! と
移住をして、働き手として、地元の観光業に携わるケースが増えているのだそうです。

由布島に渡る水牛車の運転手も、実は県外者が多いと聞きました。

由布島の水牛車
由布島の水牛車

私が乗った水牛車の行きの運転手は、80歳くらいのおじいさんで、
その方は現地の方言を使い、三線を弾きながら歌を披露してくれたので、
おそらく現地の人なのでしょう。

由布島の水牛車
三線を弾きながらガイドをする高齢の運転手

でも、帰りの運転手は、まだ若く、愛知の出身の方だと言っていました。
それでも、観光ガイドはものすごく詳しくて、現地の方と遜色は感じられませんでした。
ただ、三線を披露しないところに差がありますね。

生まれた時からある環境の魅力は意外に気づきにくいものです。
むしろ県外から訪れ、その魅力にはまった人の方が、意外と語れるのかもしれません。

「働き方改革」というと、
残業時間を減らしたり、有給をちゃんと取ったり、・・・ということに目を向けがちですが、
どこで働くか、どんな環境で働くか、
という観点でもこれからどんどん進んでいくようです。

いかに、ストレスのない環境で、いかに幸せに感じる環境で働けるか、
ということが、長く働こうと思う条件になっていくと思います。

人々の価値観もひと昔前と比べて大きく様変わりしました。
ストレスに耐えながら、1つの会社にしがみつくという選択をする人の割合もかなり減ってきたと思います。

ストレスは、人間関係はもちろんのこと、花粉症や通勤ラッシュや大気汚染などもあります。
ご自分が快適でいられる場所で働く選択ができる時代になってきています。

しかし、それにはまだ仕事の業種が限定されてしまう段階です。

現在は、IT関連、出版、デザインなどのクリエイティブ系といったところでしょうか。
これからは、企業側の努力で、もっと多くの業種が、テレワークで働ける環境を準備することが待たれます。

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