営業職のホンネ
2019/12/05
テレワーカーとして働いている方々の職種として多いのが、IT関連のほかに、
営業職があります。
営業職の本音がわかるアンケート結果が発表されていましたので、ご紹介します。
勤務時間の約25.5%が無駄、と回答
10月に実施された営業職を対象にしたアンケート結果です。
これを日本の法人営業に換算すると、年間8300億円にもなるようです。
「日本の営業に関する意識・実態調査」HubSpot Japan株式会社調べより
営業職が無駄と感じている業務内容は、社内の「打合せ」「報告」です。
逆に言うと、社内の「打合せ」「報告」の時間を能率的に行って短縮すればするほど、
無駄の削減になるということでしょう。
無駄時間を軽減するために
無駄と感じる原因の「打合せ」「報告」を短縮するツールとして、
日報システムがあります。
すべて、ネット上のシステムで完結して、
各人が都合の良いタイミングで入力・閲覧・問合せができるのが魅力です。
「打合せ」「報告」が長引いたり非効率になったりする原因は、
・手書きなど、報告の手段がアナログなこと
・タイミングを揃えなければならないので、各人が時間の調整が必要なこと
・質疑応答がその場で生じること
・非効率な報告などに付き合わなければならないケースが生じること
など様々です。
私の会社でも、同じ問題が生じて、日報システムを独自に制作しました。
それが無い時は、私も「時間がもったいないなあ」と心の中でつぶやいていたものです。
その時のことを書いたブログも宜しければご覧ください。
テレワークのスタート時の軋轢
今は日報システムのおかげで、報告もスムーズになりました。
ただ、その浮いた時間を何に使うかによって、さらに無駄…
ということにもなりかねませんので、
そうならないようにしなければなりません。
非訪問型営業の成約率
さらに、このアンケート調査において、営業の成約率について興味深い結果が出ています。
訪問営業と非訪問営業の比較です。
お客様のもとに直接訪問する営業が圧倒的に強いと思いきや、
直接訪問営業は、買い手に誠意や安心感を与えるものの、
その成約率は非訪問型営業とさほど差がないという結果が出たことです。
商談成約率(加重平均値)
非訪問型営業を導入していない組織 41.6%
非訪問型営業を導入している組織 39.6%
営業のテレワーク導入率
テレワークに関する調査もあります。
テレワークは、IT関連と並んで営業職が導入しやすい職種ではありますが、
週に1回以上テレワークをしていると回答した営業職は18.4%に留まっているそうです。
非訪問型営業を導入している組織を対象に絞ると、その導入率は39.7%となり、
おそらくIT関連の営業、または革新的な企業なのかな、と予想されます。
しかしまだまだ普及が遅れている現実がありますね。
今週、NHKで首都直下地震をテーマに「パラレル東京」をやっています。
体感首都直下地震ウイーク
今日から対策についても紹介されるそうです。
企業として、個人としてできることを早急に理解して、実際に進めていくことが迫られています。
災害時の通勤とテレワークについて書いた記事もありますので、合わせてご覧いただければと思います。
災害時の出勤>>