テレワーカー・デイズ

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災害と通勤について考える

(●w●)です。
そろそろ年末にむけての準備が始まる季節ですが、今年は各地で災害での被害が大変大きなものでした。避難生活をされている方、復興に奮闘されている方、ご家族がなくなったりご自身もケガをされたり、被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。

命を懸けてまで出勤する必要ある!?

災害と通勤について考える災害時の通勤については、以前にMUUさんが書いていますが改めて思うので書き留めておきたいと思います。

最近は温暖化のせいでしょうか?災害の規模が今まで以上に大きくなっているようです。台風が直撃した次の朝など、ツイッターのトレンドワードの一覧全てに通勤関係のワードががずらり。駅名と路線名、「入場制限」や「遅延証明」などのワードもあって、あちこちの大変な様子が流れてきていました。

天候が悪化すると、電車が遅れたり止まったり、徒歩や自家用車で出かけるとしても、強風で物が飛んでくる、水没するなど、危険はいっぱいです。自宅で被災される方もいるので、家にとどまれば全てOKということでもないでしょうが、天候の悪化がわかっているならおとなしく外に出ず、自宅待機がしたい思う人も多いはずです。

超大型台風のとき、交通機関の計画運休が発表されているにもかかわらず、「上司から絶対に出てこいと言われた」などのネットへの投稿も多く見受けられ、まじめな性格が行き過ぎてるのか、悪しき習慣が断ち切れないのか、もし、出勤途中に何かあったらどうするの?何時間かけて職場まで行けばいいの?こんな日くらい休ませて!というのが本音でも、泣く泣く出勤しましたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

非常時に有効なのがテレワークです。

「仕事が遅れるから死んでも出て来い」などという、パワハラテンプレートのような台詞にも対抗できるのがテレワークです。テレワークを導入して自宅で仕事ができれば、自宅そのものが被害にあわないかぎりは問題なく、少なくとも通勤に伴うトラブルは避けつつ仕事はすすめられますね。朝のあわただしい時間に会社からの休業指示を待ってやきもきする必要もありません。

企業側としても、判断や連絡に手を取られたり、社員の安全を確保する苦労もなく、業務は平常どおり進むという、メリットもあります。それに、自分では熱心に仕事に取り組みたいだけの出勤への声かけを、パワハラと取られることもありません。

ただ、台風が来たから急に今日はテレワークでといっても、簡単に実現できることではないのは事実。不安の多い職場では、なんでもない日にテレワーク日を設定して、本格導入に向けてお試ししてみることで、問題点も洗い出すことができると思います。

これから増えそうな予感しかない災害への備えやパワハラ問題の対策の一環としても、テレワークを検討するのはとても有効なのではないでしょうか。

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